カテゴリー: 活動報告

キャンパス東京&旭川8月 開催報告キャンパス東京&旭川8月 開催報告

今月8月のCANpathテーマ「自分の生活(生き方/活き方)を考える 〜自分らしく生きるために〜」でした。 クニ坊ことクニーポッター久田邦博さんから『長く生きるって重要ですか?』のキートークでした。 通常彼が講演・セミナーする時は、90分もしくは2~3時間かけてするそうですが、今回40分の中で凝縮され盛沢山の濃い内容を一気に聞けました。 ただただ、凄い!切り替えの凄さは天下一品だと思いました。 そしてメリハリある生き方、泣くときはしっかり泣く、必死で生きること、後悔しない生き方、感謝の気持ち、受け入れること、自分らしいやりたいことで生きるetc また、色々な言葉(メッセージ)がやってきて(降りてきて)それを素直に受け留め惜しみなく私たちにシェアする広さを感じました。 自分に与えられた才能を発揮し、多くの人の助けや支えに繋がっていることは本当に素晴らしいと思いました。 グループトークでは、「多様な生き方について考える」について、ひとりひとりの生き方はそれぞれ違っていて当たり前なのでお互いに認め合う、尊重し合うこと、また人の考えを否定しないことetcをディスカッションしました。 それが優しい社会に繋がるのでは?と個人的に思いました。 また参加者さまからは、 「目標の持ち方を考えてみたいと思います。」 「困難に遭遇した時、冷静に分析して立ち向かう勇気 気力を学びました。」 「切り替えの凄さ。自分の棚卸をする時に節目節目できっとその時に必要なメッセージがあったのでは?と思いました。(それが気付くかどうか?もありますが・・・)」 今回、『人の役に立ちたい!』と言う思いから、彼の行いがいっぱい広がったように感じます。 私は最初彼とオンライン上で知り合った時に、「素敵な魔法使いさま」って呼んでました(笑) 本当に今回いっぱいのクニーポッターマジックがあったように思えます。 しあわせです❤️感謝でした。

キャンパス東京&旭川9月は9/23(土)19時~21時です。

テーマは未定です。決まり次第みなさまにお知らせします。

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【第17回With You Hokkaido 2023 ~あなたとブレストケアを考える会~】に参加しました!【第17回With You Hokkaido 2023 ~あなたとブレストケアを考える会~】に参加しました!


今年は異例の猛暑が続いている北海道です。そんな暑さにもめげず、2023年8月19日(土)札幌医科大学記念ホールにて第17回With You Hokkaido 2023 ~あなたとブレストケアを考える会~ テーマ『コロナ後のWith You Hokkaido』が4年振りにリアル開催され、一般社団法人CAN netとして初☆ブース出展をし、仲間とともに参加しました! これまでも札幌プロジェクトの北海道医療美容研究会(医美LABO北海道)は参加しており、今年も医美LABOメンバーが久々に集いブースを盛り上げていました♪

この第17回With You Hokkaido 2023 ~あなたとブレストケアを考える会~では、参加者の方々もグループワークに参加したり、ホール1階ではピアサポートグループのブース出展があったり、下着メーカーさんのブースや製薬企業さんの試供品・スキンケア情報の提供があったりと久々のリアル開催は”直接相談ができる””経験者のお話を直接聞くことができる””実際に手に取って見ることができる””生地の肌触りを実際に体験出来る””知らなかった情報に出会うことができる”そして何よりも”みんなの笑顔がたくさんあって、一人ではないということがわかる”が一番なのかなぁと会場で感じました(*^_^*)

少し会の様子をご報告しますね♪

◎ピアサポートグループ   ブース出展 (全部の画像がなくてすみません!)
北海道医療美容研究会(医美LABO北海道)
エピテーゼ
乳房再建体験者によるピアサポート倶楽部 「re-breast」
Luxia(ラクシア)子育て中にがんになったお母さん(お子様が20歳まで)を対象にしたがんサロン
ボランティア団体「ひだまりの杜」 (タオル帽子など無償提供)
Pink Ring北海道支部 (若年性乳がんサポートコミュニティ)
とかち女性がん患者の集い プレシャス (入浴着の啓発・普及)今回はパンプレットの提供をして下さいました
一般社団法人CAN net (病気になっても、ならなくても、自分らしく生きる社会をつくる)

今回は乳がん・ブレストケアに特化したイベントでしたが一般社団法人CAN net も参加させて頂きました。「病気になっても、ならなくても、自分らしく生きる社会をつくる」という理念のもと道内外の札幌・旭川・帯広・東京で活動をしております。乳がんに関わる勉強会やピアサポートグループとの連携、毎年恒例の「医療×美容 Christmas Festa」では見た目ケアの啓発・普及も行ってきました。今回のブース出展では、札幌は医療×美容(見た目ケア)、旭川はコミュニティる〜むぽっけ(コミュニティ型地域サロン)、帯広は社会的処方マップ、東京は経験はスキル(患者スピーカーバンクビギナー研修会 in 札幌)を紹介させて頂きました。今回も道内各地、札幌市内で活動されているピアサポートグループの方々とご一緒でき、今後も共に活動していきたいと改めて感じました。コロナ禍でオンラインでしかお会いできなかった方々にも対面することがきて、とても感激しました♪

◎グループワーク(各部屋に分かれてレクチャ&質疑応答があったようです)
「なんでもコーナー」  医師・看護師・経験者と参加者との双方向の相談など
「見た目ケア(アピアランスケア)」 メイク方法や自宅でできるセルフケアなど
「遺伝性・若年性乳がん」 「治療中の仕事や経済的な悩み」
「手術後の不安・治療」 「乳房再建」
「リンパ浮腫」 「再発後の不安・治療」

また、講演では『看護師と歩む乳がん治療 〜ひとりで悩んでいませんか?〜』横山紀江先生(札幌医科大学附属病院 乳がん看護認定看護師)、『よくわかる乳がん治療の最前線』島宏彰先生(札幌医科大学 消化器・総合、乳腺・内分泌外科 講師)のお話しを伺い、道内、札幌で身近にこういう先生方がいらして、治療を受けることができるというのが分かるととても心強いなぁと思いました。リアルでの講演はまさに「顔が見える」「その人の温かみや熱意が伝わってくる」というのが最大の利点ですね!
講演の後にはCAN netでもお世話になっている清水八恵さん(Breast Cancer Yoga インストラクター)によるリラックスヨガで会場の皆さんも凝り固まった体をギューッと伸ばし、笑いありの心と体がほぐれるひとときでした。

そして、各地のWith You報告ではコロナ禍もオンラインで開催を続けていた地域の開催報告もされ、各地でその時にできること、オンラインでのメリットもあるけれどリアルでないとできないこともありますね。医療現場が大変な最中にも試行錯誤&奮闘されていた様子が伺えました。

最後にWith You Hokkaido代表の亀嶋秀和先生(大通り乳腺・甲状腺クリニック)から「4年振りのリアル開催ではあえて身近にいる、地域の看護師や医師に講演を依頼しました」とお話しされたのがとても印象的でした。遠くに居る有名な先生のお話より、身近に居る、場が有る、ピアサポートグループが有ると実感できた有意義な会であったと思います! 地域でブレストケアを考える良い機会を作って下さったWith You Hokkaidoの役員の皆さまに感謝申し上げます(^^)

キャンパス東京&旭川7月 開催報告キャンパス東京&旭川7月 開催報告

お盆も過ぎてトンボの姿も見かけました。見上げた空の雲に秋かな?と感じる時期となりましたがまだまだ暑い日が続いております。熱中症にならないように気をつけながらも夏の余韻に浸りながらしっかり毎日を楽しもうと思います。

先月7月のキャンパス東京&旭川は「地域の中でのコミュニティの存在について考える~地域で暮らし続けるために~」というテーマでキートーク講師には 認定NPO法人 がんとむきあう会・元ちゃんハウス 理事長 西村詠子さんをお迎えし、なぜ元ちゃんハウスを立ち上げたか?活動されている地域の行政と共にどのように運営されているか?などたくさんのお話をして頂きました。

その中で印象に残っているワードとして、「良い患者でありたいと患者はみかけ以上に強がっている。辛く我慢しているかも(それは医療者が強いているかも?)」、「医療の進歩とともに病院の中で治療が完結しない時代」であるということ。もし我慢をしているのであれば、患者さんは何処で自分の辛さを吐き出せばよいのでしょう?相談しやすい場所はどこ?

また、患者さん本人だけではなくご家族やご友人も寄れる場所を考えているそうです。

サロンのみではなく、話に行きたいけど行きにくい・・・と考えている方への後押しになるようにと考えてようこそ!プログラムといって様々なイベントも開催しているそうです。

確かに同じような境遇の方とお話したい、色々な経験をされている方の話を聴いてみたいと思っても、いざ参加となると初めての場合はなかなかハードルが高いこともあったりしますよね。

そしてキートークをお聞きした後は参加者皆で考える時間、今回は「地域で暮らし続けるためにコミュニティが出来ること、地域と連携できることは?」を一緒に考えました。

参加者さまからは

・医療の現場はとても大切。ただ医療の場以外の場所もとても大切なもの。それぞれの役割やできることがあり、それらが満遍なく、たくさんの方に広げられる世の中であったらなと改めて思わせて頂きました。

・とても貴重なお話をありがとうございました。 ご主人様の想いを引き継がれ、素晴らしい取り組みを続けていらっしゃって感動致しました。 いつか元ちゃんハウスにお伺いさせて頂きたいです。

などのお声を頂きました。

各地域には様々なコミュニティがあって、地域で暮らし続けるために様々な活動をされている方々がおられます。このようなコミュニティの存在をその地域に暮らす方々皆が知っていて、必要と感じた時に気軽に参加できるようになるにはどうしたら良いのか?

コミュニティデザインに必要なものは広報、資金、人だと西村さんは仰っていました。もちろん資金が大事ですが、やはり人と人との繋がりにてその地域に住む方々が参加しやすい居場所づくり、そして行政や関係する機関とも繋がって自分らしく生きられる暮らし方が出来るようなコミュニティの在り方を考えせられた今回のキャンパスでした。

キャンパス東京&旭川8月は8/26(土)19時~21時です。

テーマは『自分の生活(生き方/活き方)を考える』~自分らしく生きるために~

キートーク講師には

慢性骨髄性白血病サバイバー/三重大学医学部・名城大学薬学部非常勤講師/

がんサポ喫茶止まり木 店主 久田 邦博さんをお迎えしてお話を頂きます。

ぜひご参加お待ちしております。

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【社会的処方MAP 十勝帯広版 vol.1】をデータでご覧頂けます!【社会的処方MAP 十勝帯広版 vol.1】をデータでご覧頂けます!

当ホームページ・トップ画面の【社会的処方MAP 十勝帯広版 vol.1】バナー↑↑↑よりデータダウンロードも可能

地域の中で様々な問題で孤独や困難を感じている方が、支援先につながることで心身の健康課題を解決することを、「社会的処方」ということがあります。きっと私たちの地域には、課題を解決してくれるつながる場所が沢山あり、そこにつなげる役割を担っている人もたくさんいるはずですが、もっと必要な方に届いていてほしい。支援先や団体を可視化し、必要な方につないでくれる人が地域に増えれば、もっと住みやすい地域になるはず。そんな思いから、CANnet帯広チームでは、令和5年度 帯広市市民提案型共同のまちづくり支援事業『Motto おび広がる プロジェクト』の採択を受けて、「社会的処方MAP 十勝帯広版」を作成するプロジェクト活動をしておりました。
そして、一年目の成果として【社会的処方MAP 十勝帯広版 vol.1】が完成し、過日7月2日とかちプラザにてお披露目&配布会を開催致しました。当日は昼夜2回開催で約50名の方にお集まり頂き、プロジェクトメンバーより直接社会的処方MAPをお渡しすることができました。

また、当ホームページ・トップ画面の【社会的処方MAP 十勝帯広版 vol.1】バナーをクリックすると、どなたでもご覧頂け、ダウンロードも可能です。ご活用ください。お待たせ致しました!

社会的処方MAPプロジェクトは2年目に突入し、新メンバーも増え、引き続き活動中です。今期も各所へのインタビュー、イベントを企画しております。プロジェクトメンバーがお伺いするかと存じますが、どうぞよろしくお願い致します。
最後になりましたが【社会的処方MAP 十勝帯広版 vol.1】作成にあたり、ご多忙の中インタビューに応じて下さった皆さまには心より感謝申し上げます。

キャンパス東京&旭川6月開催報告キャンパス東京&旭川6月開催報告

7月に入り暑い日が続いています。ただいま北海道ではちょうどラベンダーが咲いていて、富良野はもちろん、旭川の歩道の植え込みにもキレイな紫色を眺めることが出来ております。

さて、先月6月24日(土)にキャンパス東京&旭川6月を開催しました。

テーマは「自分らしく生きるためのお金の話」でした。

テーマだけ聞くとお金の話中心でどのようにお金を貯める、使うか?みたいな印象があるかと思いますが、実際はどのように生きるか?を考えたときに生きていく上で困った時、それが金銭的な場合はどのような方法があるか?というような内容でした。

キートーク講師には旭川中心に活躍されている らしさを応援するコンサルタント /キャリアコンサルタント /ファイナンシャルプランナ 大野 雅志さんに多岐に渡るお話をして頂きました。

そもそもお金とはどういうモノか?そして万能ではないこと、年を重ねていく上でお金はどのくらい貯めたら良いのか?ではなく、自分のライフデザインをまず考えてみること。自分はこれから何をしたいのか?をしっかり見つめる。5年後、10年後の自身の未来、老後を想像してワクワク出来るように。それを叶えるためにはお金はどのくらい必要?リスクに対する備えはどうする?を考える。困った時にはまず公助を考えてみる、社会の保証制度にはどのようなものがあるかを予め知っておくこと。リスクの処理技術は発生頻度と損害の大きさの程度により、貯蓄や投資、保険なのかを選択できるようにしておくこと。

困った時にこそ心のゆとりが大切、心のゆとりは選択肢の多さから生まれるので広い視座、視野、視点を持つことが大切であると教えて頂きました。

自身の生活上でこれから起こり得る事柄について自分で考えるクセをつける。ただし、困った時は全部自分でやらなきゃではなく、社会保障や保険を上手に使えるようにしておく。そして何より「もらう」という選択肢を考えられるようにしておくこと。

「もらう」は物だけではなく、精神的、知恵を分けてもらう、情報をもらうなど助けてもらうことも含まれている。相談できる場所は公的な場もあるけれど、助けて!といえる関係性を作っておくことも大事。「いつかはこうしてみたい!」を周りに伝えてみると、そのやってみたいこと、なりたいことに対してのヒントが得られたり、そこから更に繋がりが出来ることがあります。偶然の中にチャンスあり。大野さんのお話はまさに目からウロコでした。

参加された皆さまからは

・偶然の中にチャンスあり→計画された偶然、私の人生、計画性ないままに人生半世紀以上生きてきたことを改めて気付きました。

・気持ちの良い「もらい上手」になりたいです(*^-^*)

・視点を変える。マイナスにとらえるのではなく、夢を持つ。

・お金を中心にして発想するのではなく、どういう生活を送りたいかを中心にお金を考えるという考え方。

・「もらう」を選択肢の一つに入れると心がグンと軽くなりました。おんぶに抱っこではなく、今回は貰うけど、自分が出来るときはあげたいと思えました。参加者さんの実例を伺い、ライフプランを立てることはお金に縛られない生き方をする上で重要なことなんだと気づけました。もっと早く知っていれば高い保険に入らなくて良かったのかも〜。

等のお言葉を頂きました。

自分のこれからを何となく、漠然とではなく、何をしたのか?どうなったらいいなと思っているか?を考える。そしてそのための準備を始めてみよう、自身のやりたいことは積極的に周りの人に伝えてみようと思いました。

今月のキャンパス東京&旭川は「地域の中のコミュニティの存在について考える」です。

初めましての方もリピータの方もぜひぜひご参加ください~!

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【開催報告&御礼】社会的処方MAP十勝帯広編 vol.1 お披露目&配布会【開催報告&御礼】社会的処方MAP十勝帯広編 vol.1 お披露目&配布会


7月2日(日)、「社会的処方MAP帯広版のお披露目&配布会」として、十勝プラザにて完成報告会を開催しました。今回は昼・夜の2回に分けて、スタッフも含めて約50名の方にご参加いただきました!

当日の流れとして、➀社会的処方MAPとプロジェクトについての説明

②プロジェクトメンバーからの報告

③作戦会議として「社会的処方MAPってどう使えると思いますか?」等

と云うテーマに沿って、参加者の皆さんと一緒に、楽しみながら考える時間を過ごしました。

その中で「『社会的処方MAP』というワード自体は第一印象では“少し難しそう”というイメージでしたが、内容を知ると非常に身近な問題解決の糸口になる物なのだなとの印象に変わりました。少しでも多くの方々に知ってもらいたいですし、広めていくことに一役買えれば良いなと思いました」「様々な立場の方とお会いする機会になり、とても良い時間を過ごせました。MAPが配布されることでつながりが生まれてくることが期待できると感じています」「私生活でもおせっかい的にこのMAPを活用しようと思います」「老若男女問わず、手にとってほしい一冊だと思います。悩んだ時には、社会的処方MAP!」等といった感想や声が寄せられました。

今回、久々にリアルでの集合となりましたが、休日にも関わらず、沢山の方々にご参加いただき、感謝・感謝でした!
社会的処方MAPが一人でも多くの方の目にとまり、必要な方に届くことを願っています。
また、沢山の仲間(リンクワーカー)が増えると嬉しいです!
これからも引き続き、どうぞよろしくお願いします。

キャンパス札幌&帯広2023年6月 開催報告キャンパス札幌&帯広2023年6月 開催報告


7月に入り北海道も初夏を思わせる陽差しが降り注いでいます。各地でラベンダーも咲いていますね。北海道にも夏がやって来ました!
さて、6月14日(水)にキャンパス札幌&帯広を開催しました。
テーマは「起立性調節障害について知る~子どもたちの学びたいを理解する~」
北海道起立性調節障害の会〜道産子ODグループ~のカミヤマさんを教授にお迎えしキートークをして頂きました。

アイスブレイクのお題は「あなたの疲れたときのエネルギーチャージは?」で、「レジリエンス」「パフェ」のグループ名が出ました。

カミヤマさんのキートークを聞く前に、参加者の皆さんに「もし、皆さんのお子さんや、近しい方のお子さんが『朝起きられない・・・』と言ったときに何て対処しますか?」と尋ねました。「夜遅くまでスマホ見てたんでしょ」「学校で嫌なことあったの?」と子どもの生活態度や友達関係の面から出たお声があった一方で、「痛いところあるの?他の体調はどう?」「無理しないでいいよ」と子どもの健康面、身体的側面を心配してでたお声がありました。皆さんはどちらですか?

その後、キートークでカミヤマさんは「起立性調節障害は『思春期の成長期になりやすい病気』で、朝起きられない、めまい、頭痛など朝の体調不良が著しいのが特徴です」と説明して下さいました。自律神経の働きがうまくいかずに起立時に身体や脳への血流が低下するために、このような症状がでるとのことでした。また、夕方になると血流が回復して部活動には参加できたり、午後に少し登校できたりするので周囲からは「怠けている」と誤解されやすいことが多いということでした。こうした症状は子ども自身も自分の体の中で何が起こっているか理解することが難しく、身体的に辛い事を訴えるしかなく、親もなかなか「病気」であることに気づかず適切な医療機関につながることが遅くなるケースが多いそうです。
この起立性調節障害は思春期にあたる中高生(最近は小学校高学年)の10人に1人がなると言われているそうです。それでも、起立性調節障害を診断できる専門が非常に少ないことと教育現場でもほとんど知られていないことがカミヤマさんのお話を聞いて驚きました。多くは血圧を測ることで専門医でなくとも血圧の異常が発見できるので、早めに専門医につながることができるのではないかということでした。
症状も大きく6つのタイプがあり、重度、軽度、複合タイプなど個人差があるようです。そして、思春期の成長が落ち着く頃に症状も徐々に減り、大人になる頃には症状が消えていくお子さんが多いようです。中には症状が残ることもあるようですが。

この起立性調節障害での困難さは一番は身体的症状です。周囲は理解し難いほどお子さんの体はとても辛いとのことでした。次に、学校へ登校できず勉強についていくことが難しい、出席日数が足りないなど学業面での困難さが大きくのしかかってくるということでした。出席日数を満たすために無理をして登校し、再び体調を崩すということも少なくないようです。
カミヤマさんは「とにかく一番は体を休めること!勉強や進学が気になるとは思いますが、体を十分に休めることが一番大切なことです。」と声を大にして訴えられていたのがとても印象的でした。当事者やご家族はなかなか受け入れることが難しいようですが、勉強や進学の選択肢も他にあることを北海道起立性調節障害の会〜道産子ODグループ~ではお伝えして、一緒に考える場を設けているということです。会に参加されると情報を共有したり、悩みを話したりでき、元気になって帰って行く親子さんがたくさんいますよとお話されていました。

また、起立性調節障害のことを知らない周囲の方の心ない言葉で傷つくことがあるそうです。今回のキートーク前の質問「朝起きられないとお子さんが言ったらどう対処しますか?」を思いだしてみて下さい。起立性調節障害のことを知った後だったら「夜更かしして遊んでたんでしょ?」という言葉はでないと思います。知らないことで傷つけることがあることを改めて気づかされました。

参加者さんからは「中高の学校の先生や親御さんに知ってもらいたい」「ICT教育時代なので病気で登校が難しいお子さんに積極的に活用されるといい」「まだ認識のない当事者と、また認識している当事者との存在にどのように関わってゆこうか、周囲は如何にあるべきか伝わってきました」と全国各地からご参加下さった皆さんには色んな視点からの気づきや学びがあったようです。

教授のカミヤマさん、ご参加の皆さん、多くの学びや気づきを下さりありがとうございました!

キャンパス札幌&帯広2023年5月 開催報告キャンパス札幌&帯広2023年5月 開催報告


大通公園ではバラがキレイに咲いていますね。季節は少しさかのぼり、リラ(ライラック)が見頃を迎えていた、去る5月10日(水)にキャンパス札幌&帯広を開催しました。
テーマは「自分らしく生きるためのメイクアップ」
メイクアップアーティスト/北海道医療美容研究会(医美Labo北海道)メンバーの吉尾和代さんを教授にお迎えしキートークをして頂きました。

アイスブレイクのお題は「あなたの初メイク(メイクにまつわる)エピソードは?」で、「やまんば」「眼鏡」「ビジュアル系バンド」と時代背景が伝わってくるグループ名も出ました。

吉尾さんは趣味がメイクアップです!と言うくらい大好きなことをお仕事とされています。メイク(お化粧)のことを知れば知るほど「もっと技術を高めたい、もっと知識を深めたい!」とメイクアップの師匠のもとで研鑽され、いくつかの職場を経験し、今春、ご自身のサロンを札幌で開業されたということです。イベントやブライダル、赤ちゃんの先天的なあざからケガや病気による外見変化、障がい者施設や老健施設への化粧療法、亡くなった方へのエンゼルメイクなど一般的なメイクアップアーティストさんに比べると幅広い分野でお仕事をされているのではないでしょうか。

キートークではメイクアップアーティストって具体的にどんなことをするの?メイクの定義は?と一般的なことが上げられましたが、吉尾さんのにとってのメイクとは?「外見を美しく見せるためだけのものではなく、中身(心)にも大きな変化をもたらすもの」とお話されました。晴れの日だけではない、年齢や性別も不問、生まれたときから最期の時まで、「誰にとってもメイクは味方」というのがとても印象的でした。
そんなメイクアップを実際サロンではどのように行っているか、いくつかの実例をあげながら説明して下さいました。
サロンでは眉毛に特化したメニューもあり、性別問わずとても人気があるそうです!特にコロナ禍ではマスクを着用していたので、表情を左右する「眉毛」が重要だということでした。眉毛の整え方、描き方、糸脱毛で顔の毛を処理する新しい方法も映像を交えてご紹介下さいました。メイク前、メイク後の写真ではとても印象が変わるのが分かりました。実際に施術を受けられたお客様からは「はじめて自分で可愛いと思った」「ヘアセットをして行くと、会った人もとても喜んでくれた」などメイクをすることによって自己肯定感が上がったり、メイクをした人だけでなく周囲の人にも好影響を与えたりと嬉しいお言葉を頂いたということでした。
吉尾さんは北海道医療美容研究会(医美Labo北海道)メンバーでもあり「医療美容」のメイクについてもお話がありました。ケガや病気で外見変化があった方にも、その方が「元の自分に戻りたいと思う気持ちに寄り添いながら」カバーメイクやメイクのテクニックをお伝えするということでした。サロンでも医療美容のメニューがあり、個別に相談に応じてくれるとのことです。医療美容に限らずサロンでは、なりたい自分になるためのメイクを考えるのにカウンセリングに重きをおいているとのことです。
最後に吉尾さんがメイクは「自分に自信を持つための一つの選択肢である。諦めてしまう前に『メイクに味方になってもらう』」とお話されたのがとても心に残っています。メイクへの想いを熱く語って下さいました。
グループトークでは「自分らしく生きるためのメイクアップとは?」を考え、参加者さんからは「眉の描き方を習得しただけでも毎朝メイクするのが楽しくなりました」「若い時ほど気になる肌のトラブルや傷があって周りに気づかいされるほど辛さを感じることもあると思うので、家族や本人にカバーする方法があるかもよということが伝わるような社会になるとよいなと思います」「『メイクに味方になってもらう』という言葉がとても印象的でした。もっとメイクと仲良くなりたいなという気持ちになれました」「(メイクの話を通じて)様々な人との出会いの中で自分には関係ないと自分で壁を作るのではなく、困った時や辛い時に一人じゃないと思えるような関係性づくりって大事だなと思った」「メイクアップが多様な人や場面で活用されることを学びましたが、推し勧めるのではなく、こういうことを知っていたら色んな人との接し方を丁寧に考えられるようになるなぁと思いました」と色んな視点からの気づきや学びがあったようです。

教授の吉尾和代さん、ご参加の皆さん、多くの学びや気づきを下さりありがとうございました!

キャンパス東京&旭川5月 開催報告キャンパス東京&旭川5月 開催報告

キャンパス東京&旭川5月 開催報告

季節は進み夏一歩手前の良い気候となりました。北海道では5月下旬は運動会の季節。今年はコロナ感染症の分類が変わり、ここ数年の集団行動に伴う制限が無くなったことで小学校の方からにぎやかな声が聴こえてきていました。以前の当たり前の生活とコロナ禍において変化した生活スタイルと色んなバランスを取りながら、今後の生活や生き方についても流されずに過ごせたらなあと思います。

5/27(土)はキャンパス東京&旭川5月はキートーク講師に大橋洋平さんをお招きして、「足し算命で気ぃ楽にLife生きる~「自律」について考える」というテーマで参加された皆さんと一緒にお話を聴いて考える時間でした。

大橋さんは現役の緩和ケア医でありがん患者であるお立場から、多岐に渡ってお話を聴かせて頂きました。緩和ケアのこと、ご自身が医師であることから体の状態である程度分かってしまうこと、生きることに対する考え方について。

その中で特に印象に残ったワードはやはりキートークテーマにもある「足し算命」の考え方。

自身の余命をなんとなく知ってしまうと1日ずつ減っていくと考えがちではあります。これは死ぬことを考えることになり淋しい気持ちになる。余命を知った日を起点として今日も1日生きた!と足していくことで気が楽になり、生きられることに感謝、そして出会いや繋がりに感謝出来ると話されていました。

そして「自律」について。患者であっても出来ることはしたいと思う。ただ病気が進んでいくと家で自分で出来ていた事が少しずつ出来なくなって自立が難しくなってくることがあります。

その時に自立が出来なくても出来ないことは頼って生きていく(依存)、周りに頼っても良いと思える自分を許せるか?これからをどのように生きるかを自身で決定することが「自律」であり、自分らしく生きることに繋がるのではとのお話でした。

参加者さまからは

・余命という話を、カウントダウンから足し算の考え方に変化させるって、素晴らしいなあと思いました。「自律」という考え方、自分で決めるということを深く考えることができました。

・患者にとっての自律

・人から必要とされる→モチベーションアップ、自分でもできる!に繋がる 自分で納得する=自律=自ら決めて行動する

・気楽に生きるための自律とはなにか、考えるきっかけになりました。

との声を頂きました。

自己決定をする→自分の意志で選べるということ。そのための選択肢は少しでも多い方が良いと感じました。

これから年と取るにつれて何らかの病気や事故などにより自身の人生の終点がもし見えたとしても、出来ないから全てを諦めるではなくその時に自分に出来ることを考えたい。そして痛みや辛さがある場合は医療者や周囲の人たちに頼る。その中で自分に役割がもらえたり、応援してもらえると自分にもまだまだ出来ることがあると嬉しく感じ、最期を迎えるときに自分らしく生き切った!と思えたらと感じました。そのためにもこれからの人生、時々振り返りながら今日関わったや事柄に感謝しつつ1日1日を大切に暮らしたいと思います。

次回のキャンパス東京&旭川は6/24(土)19時~21時 「生きるためのお金の話」です。

初めての方もリピータの方もぜひご参加くださいませ。

11人、テキストの画像のようです

キャンパス東京&旭川2023年3月 開催報告キャンパス東京&旭川2023年3月 開催報告


今年は例年よりも早い桜前線の北上で道内各地で桜が見頃を迎えています。同時に寒さも少し戻り、花冷えがしています。少しでも長く桜を愛でたいですね♪
さて、去る3月25日(土)にキャンパス東京&旭川を開催しました。
テーマは「『経験、想いを知ること』から自分らしく生きるを考える」
講師に悪性非リンパ腫のサバイバーであり、グループ「Japan for Livestrong」の共同設立者のビンジー・ゴンザルボ(Binzee Gonzalvo)さんをお迎えしキートークをして頂きました。

アイスブレイクのお題は「あなたが好きな米国の食べものは?」で、「特大ステーキ」「WBC(World Burger Champion)」と当時の野球の盛り上がりにも絡めたグループ名も出ました。

ビンジーさんは病気のご経験から現在日本のいくつかの大学で医療を学ぶ学生に医学英語・ヘルスコミュニケーションなどを教えていらっしゃるのと共に「Livestrong財団」でも活動されています。
キートークでは異国の地で悪性非リンパ腫に罹患し、病気に対する不安、医療、保険制度の違いなど考えることがとても多く、精神的にもダメージを受けたとお話がありました。それに加えて治療を本国でするか、日本でするかの葛藤は更に大変な負担であったようです。逆に我々が外国で罹患し、治療をすることを考えるとビンジーさんの不安や葛藤は計り知れないと感じました。特に日本と米国の健康保険制度の違いはよく耳にすることですが、加入している保険によって受けられる治療も変わってくる、治療費が桁違いに高いことも衝撃でした。ビンジーさんは罹患、寛解、再発、寛解と2度悪性非リンパ腫を経験され、長くがんとつき合いながら自分の人生を前を向いて歩んでいくことをお話されていました。そんな中で『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』という本に出会い、彼の前向きな姿に共感されたこと、「がんサバイバーシップ」という考えに出会えたこと、今の活動「Livestrong」についてもお話くださいました。「Livestrong」のマニフェストには「Knowledge is power. (知識は力)、Unity is strength. (団結は力)、Attitude is everything.(生きる姿勢が全て)」とあるということです。治療中には主治医がビンジーさんの「自分らしく生きる」ことに理解・協力してくれたこと、医師・看護師・自分はチームで治療をしている、「がんサバイバーシップ」を大切にし、がんへの偏見や差別をなくしていきたいというのも印象的でした。また、治療中にみかんを食べたら「なんて美味しいんだ!」ととても平凡なことだけど、そのシンプルなことにとても感動して涙が出たというお話もありました。病気は先行き不安なことがあるけれど「Present(今) is Present(プレゼント・ギフト).」今を大切に、今を楽しんで生きていくという「生きること」への想いも熱く語って下さいました。
参加者さんからは「感謝の気持ち、 ビンちゃんの想いや生き方を参考に、僕も前向きに今出来ること、みんなのために出来ることを頑張りたいと思います!」「知識や情報をたくさん取られ、コンロトールできることはコントロールをすること、ご自身も積極的に病気に向き合われと前向きな姿勢が素晴らしい」「 You are very very powerful, passion, and Gambaru person for survivors. I think it was very difficult to give us a talk in Japanese and prepare a presentation. But, I really appreciate for sharing so much with us.」とこの日は全て日本語でお話して下さったことに改めて拍手をお送りしたいと思います!CAN net設立にはLivestrongさんも参考にさせて頂いたので今回のキートークはとても感慨深いものでした。異国の地での病気治療やサバイバーシップについて考えられる良い機会になりました。
講師のビンジー・ゴンザルボ(Binzee Gonzalvo)さん、ご参加の皆さん、多くの学びや気づきを下さりありがとうございました!

4月のキャンパス東京&旭川はお休みです。5月のお知らせは決まり次第こちらでお知らせ致します♪