日: 2023年6月21日

キャンパス札幌&帯広2023年5月 開催報告キャンパス札幌&帯広2023年5月 開催報告


大通公園ではバラがキレイに咲いていますね。季節は少しさかのぼり、リラ(ライラック)が見頃を迎えていた、去る5月10日(水)にキャンパス札幌&帯広を開催しました。
テーマは「自分らしく生きるためのメイクアップ」
メイクアップアーティスト/北海道医療美容研究会(医美Labo北海道)メンバーの吉尾和代さんを教授にお迎えしキートークをして頂きました。

アイスブレイクのお題は「あなたの初メイク(メイクにまつわる)エピソードは?」で、「やまんば」「眼鏡」「ビジュアル系バンド」と時代背景が伝わってくるグループ名も出ました。

吉尾さんは趣味がメイクアップです!と言うくらい大好きなことをお仕事とされています。メイク(お化粧)のことを知れば知るほど「もっと技術を高めたい、もっと知識を深めたい!」とメイクアップの師匠のもとで研鑽され、いくつかの職場を経験し、今春、ご自身のサロンを札幌で開業されたということです。イベントやブライダル、赤ちゃんの先天的なあざからケガや病気による外見変化、障がい者施設や老健施設への化粧療法、亡くなった方へのエンゼルメイクなど一般的なメイクアップアーティストさんに比べると幅広い分野でお仕事をされているのではないでしょうか。

キートークではメイクアップアーティストって具体的にどんなことをするの?メイクの定義は?と一般的なことが上げられましたが、吉尾さんのにとってのメイクとは?「外見を美しく見せるためだけのものではなく、中身(心)にも大きな変化をもたらすもの」とお話されました。晴れの日だけではない、年齢や性別も不問、生まれたときから最期の時まで、「誰にとってもメイクは味方」というのがとても印象的でした。
そんなメイクアップを実際サロンではどのように行っているか、いくつかの実例をあげながら説明して下さいました。
サロンでは眉毛に特化したメニューもあり、性別問わずとても人気があるそうです!特にコロナ禍ではマスクを着用していたので、表情を左右する「眉毛」が重要だということでした。眉毛の整え方、描き方、糸脱毛で顔の毛を処理する新しい方法も映像を交えてご紹介下さいました。メイク前、メイク後の写真ではとても印象が変わるのが分かりました。実際に施術を受けられたお客様からは「はじめて自分で可愛いと思った」「ヘアセットをして行くと、会った人もとても喜んでくれた」などメイクをすることによって自己肯定感が上がったり、メイクをした人だけでなく周囲の人にも好影響を与えたりと嬉しいお言葉を頂いたということでした。
吉尾さんは北海道医療美容研究会(医美Labo北海道)メンバーでもあり「医療美容」のメイクについてもお話がありました。ケガや病気で外見変化があった方にも、その方が「元の自分に戻りたいと思う気持ちに寄り添いながら」カバーメイクやメイクのテクニックをお伝えするということでした。サロンでも医療美容のメニューがあり、個別に相談に応じてくれるとのことです。医療美容に限らずサロンでは、なりたい自分になるためのメイクを考えるのにカウンセリングに重きをおいているとのことです。
最後に吉尾さんがメイクは「自分に自信を持つための一つの選択肢である。諦めてしまう前に『メイクに味方になってもらう』」とお話されたのがとても心に残っています。メイクへの想いを熱く語って下さいました。
グループトークでは「自分らしく生きるためのメイクアップとは?」を考え、参加者さんからは「眉の描き方を習得しただけでも毎朝メイクするのが楽しくなりました」「若い時ほど気になる肌のトラブルや傷があって周りに気づかいされるほど辛さを感じることもあると思うので、家族や本人にカバーする方法があるかもよということが伝わるような社会になるとよいなと思います」「『メイクに味方になってもらう』という言葉がとても印象的でした。もっとメイクと仲良くなりたいなという気持ちになれました」「(メイクの話を通じて)様々な人との出会いの中で自分には関係ないと自分で壁を作るのではなく、困った時や辛い時に一人じゃないと思えるような関係性づくりって大事だなと思った」「メイクアップが多様な人や場面で活用されることを学びましたが、推し勧めるのではなく、こういうことを知っていたら色んな人との接し方を丁寧に考えられるようになるなぁと思いました」と色んな視点からの気づきや学びがあったようです。

教授の吉尾和代さん、ご参加の皆さん、多くの学びや気づきを下さりありがとうございました!