日: 2022年11月1日

ぽっけセミナー「乳がん」 開催報告ぽっけセミナー「乳がん」 開催報告

いつもコミュニティる~む ぽっけにご参加いただきありがとうごさいます!

オンライン開催になって3年目、ようやく杉ちゃんの「医療セミナー」を開催することが出来ました!!

オンライン開催第1回目は10月が啓発月間だった『乳がん』について。

キャンネット代表であり帯広協会病院 腫瘍内科医の杉山絢子さん(杉ちゃん)に講師を再びお願いし、オンラインならでは!の全国各地からご参加いただき総勢18名にて『乳がん』について学びました。

旭川にてリアル開催で好評だった○×クイズも取り入れて、乳がんの疫学的なこと、乳がんの種類やステージについて、遺伝性乳がんについて、また様々な治療法について分かりやすく杉ちゃんに教えて頂きました。

乳がんは女性では一番罹患数が多いがん。女性であれば罹患する確率は高めかも!?です。どの病気もそうなのですが、告知を受けると直ぐに治療法の選択について主治医から説明を受けることも多いと思いますが、自分一人で決めるのは大変。予め知っておくことは万が一罹患してもその後の治療や生活を自分らしい生き方に繋げられると思います。

参加された皆さまからは

・学び続けること、このような繋がりが必要だと気づきを頂きました

・がんになる前に知っておくことは大事だと感じています。また自分の病気を知ることも自分と家族の為に大事なことと多くの方に知って欲しい

・乳がんの治療法は多種多様である。その人の価値観や生活スタイルにあわせた治療方法を選べることがガイドラインに記されていることが素晴らしい!どの病気であってもそうであって欲しいですね。日々進化し続けているお薬や治療法の情報のアップデートが必要だと感じました。使える社会資源を知っていることも大事ですね

・久々の医療セミナーは何度か過去にも聞いていたはずなのに忘れていることが多かったです。クイズが意外と難しかったです〜。が、問われないと考えることをしないのでクイズ形式は良いと思います。医療だけにとらわれない、その人の背景なども大切に考えてくれる医師だなぁと改めて感じました。素晴らしいです

・乳がんについて忘れていたこと等を学びなおす機会があり本当によかったです。残った左胸を失いたくないので病気になってからずっと労わりの言葉をかけているだけなのですが、新たにブレスト・アウエアネスをしていきたいと思いました

 

など、沢山の言葉を頂戴しました。

1度聞いたから・・・ではなく、同じテーマでも何度聞いても医療は進歩しており新たな学びや気づきがあります。今回もとても良き学びとなりました。

次回の医療セミナーは決まり次第、ホームページやフェイスブックにてお伝えしますので楽しみにお待ちいただければと思います。またぜひご参加くださいませ~!

16人、室内、テキストの画像のようです

キャンパス東京&旭川10月 開催報告キャンパス東京&旭川10月 開催報告

2022年も残すところ2か月弱となり北海道は雪虫も飛び始めました。いつ雪が降ってきてもおかしくない時期となりました。2023年を楽しく迎えるためにも、残り2か月を充実の日となるよう動きたいと思います。
10/22(土)はキャンパス東京&旭川を開催、今回のテーマは『患者参画』でした。
講師のNPO法人 患者中心の医療を共に考え共に実践する協議会 理事長 畑中和義さんから、ご自身が製薬企業を勤め上げて思ったことから、なぜNPO法人を立ち上げたか、また欧米と日本の『患者参画』についての違いなど多岐に渡ってお話頂きました。
日本ではまだ馴染みのない言葉『患者参画』。欧米では早くから医薬品開発、製薬の現場で患者の声を活かそうとする取り組みが行われていたこと、日本では2010年と過ぎた頃から患者参画の取り組みが行われるようになったことを知りました。
患者さんのその経験が蓄積、継承されることで新たな患者さんへ役立てることが出来る、医療に参加することは医療全体を見直すキッカケとなり、製薬の場では新たな医薬品研究開発の貢献に繋がることになります。また参加した患者さん自身の健康管理や医薬品に対して、患者さん自身が評価するための向上に繋がり、結果として医療の質を向上させるであろうという内容でした。
また畑中さんは患者さん自身の声を聴くことで「気づき・学び」があり、「一人一人が自分らしく生きられる医療、くすり」について深く思うことがあり、「NPO患者中心の量を共に学び共に実践する協議会」を設立したそうです。
参加された皆さまからは
・患者参画/社会参画について考えるきっかけになった。病気経験者の声が医療や社会に届きにくいということに改めて気がついた。そしてそれをまずは医療者に伝えるので医療者は患者の声の代弁者であることを改めて実感した
・患者参画が医療現場だけではなく医薬品開発で言われるようになってきていることを知ることが出来た。患者が医療に参画しやすい場づくりや患者も医療者も研究者も同じ目線で集まれる場所があるといい
・立場の異なる様々な人によって認識の違いも様々にある点を再認識した。将来の解決策もまた多様であろうということを見つめ直せた
・欧米では患者参画が組織立てられて行われているのに対し、日本はそれに相当するものが出来たばかりだと分かった。同じテーブルに着くにも専門知識や用語の情報格差があること、患者の経験が価値あるものとして取り扱われるために患者側も伝えるトレーニングは必要だと感じた
などなど、色々なお話を頂きました。
患者になって初めて知った薬を飲むこと、飲んでどうなったか?どう感じたか?治療中にあった困りごとや工夫したことなど様々な経験があると思います。それはこれから治療される方にとって、すごく参考になることだし、伝える場所が地域、社会にあると大きな束となり社会全体に役に立てられることもあるかもしれません。一人一人が自分らしく生きられるために。畑中さんは「治療法や治療薬の少ない、または無い患者さんにとって薬は『希望』であり、その『希望』を叶えるために患者さん自身の声は必要だとおっしゃいました。自身の経験が誰かの役に立つことがあるのですから、今後の日本で患者参画の事業が進んでいくことに期待したいと思います。
今回もとても良い気づきと学びを得るキャンパスとなりました。
次回のキャンパス東京&旭川11月は11/26(土)19時~で「音楽療法」についてです。
近々ご案内いたしますので、皆さまのご参加をお待ちしております。
 
12人、空、テキストの画像のようです
9人、アウトドア、テキストの画像のようです