行政書士 アーカイブ - CAN netスタッフのブログのブログ記事

皆さんこんにちは。CAN net 旭川事務局長の佐々木啓です。
このブログへの投稿も、何と4回目になりました。時間が経つのは早いですね~。

さて今日は、「子供の貧困」について書いてみたいと思います。
皆さん、「貧困」と聞いてどう思われますか?
今の日本に貧困なんてないでしょ? あ~外国の話ね!
そう思われた方が多いかもしれません。
でも日本の話なんです。

子供の相対的世帯貧困率ってご存知ですか?
簡単に言うと、全世帯を所得の順に並べて、丁度半分の所得のさらに半分以下の所得しかない世帯を、相対的貧困世帯と言います。可処分所得で言うと、4人世帯で約170万円、月額で約14万円です。
注意して頂きたいのは、この金額が上限値だということです。
ではこの割合、実際にはどのくらいだと思いますか?

何と、約16%です。この意味がわかりますか?
100人中16人、1クラス40人だと約6人が貧困世帯という計算になります。

では、具体的にはどんな状態でしょうか?少し例をあげてみますね。
学校に収める給食費が払えない。教材費が払えない。
新しい靴や服が買えない。
これはまだいい方かもしれません。

1日のうちで、まともに食事を取れるのが給食だけ…こんな子供たちもいるんです。
まさかって?  いえ…これが事実なんです。

こうした現状をご存じでしたか?
どうして知られないのでしょう?

ここが貧困問題の特徴であり難しさでもあります。
貧困問題は見えないんです。周りに気づかれにくいんです。
自分から、「私は貧困なんです!」って手をあげる人がいると思いますか?
もしご自分がそうだったら。誰かに相談できますか?
しづらいですよね? 逆に隠そうとしませんか?
だから見えないんです。そこが問題なんです。

どうしてCAN net のブログでこんなテーマを?と思った方もいるかもしれませんね。
少しその理由を書いてみます。

父が商売に失敗し、私自身、少年時代に貧困を経験しました。

新しい服や靴を買ってもらえない。

夕飯のおかずが福神漬けだけ。

借金取りからの電話の対応が、当時中学生の自分…

借金取りに罵倒される日々…

ほんと辛かったですね…

「お金がない」という理由で治療を諦めたり、家族の暮らしが壊されてしまうような社会では、CAN net の理念「がん・病気になっても自分らしく生きられる社会を作ろう!」は実現できません。

ちょっと重いテーマだったかもしれませんが、
このブログを読んで、少しでも関心を持ってくれる方が増えたらいいな…
そう思い、この文章を書きました。

貧困問題は見えないことが大きな問題です。

皆さんの周りにも、今、貧困に苦しんでいる方がいるかもしれません。
どうしようもない絶望に向き合っている方がいるかもしれません。
少しでもいいです。
ぜひ関心を持ってください。
なにか気づいたら、声をかけてみてください。

政府でも、子供の貧困対策法という法律を作って、解決への取り組みを始めています。
私の住んでいる旭川でも、フードバンクなどの支援活動をしている方がいます。

次回では、(勝手に続編を書く気になっています…)
もう少し詳しく現状をお伝えしながら、既に始まっている支援活動などを紹介したいと思います。
また、私自身がこれから取り組みたいことも、お伝え出来たらと思います。

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こんにちは。CAN net 旭川事務局長の佐々木啓です。職業は行政書士をしています。

今回は、「病気になった時に使える社会保障制度」について書いてみたいと思います。

皆さん、健康保健証ってお持ちですよね?企業にお勤めの方は「社会保険」、公務員の方は「共済」、そして私のような自営業の方は「国民健康保険」。いずれかの公的医療保険制度に加入して、保険料を負担しています。そのおかげで医療費の自己負担が1~3割で済むんですね。これが基本の社会保障制度です。皆さん、あたり前に使っているこの制度、実はかなりの優れもので、世界で一番の制度なんて言われたりしてるんですよ。ありがたいですね~。

ところが、治療によってはこの自己負担が多額になってしまう場合があります。2年前に私自身が入院した際の医療費が約160万円、自己負担額が3割負担で約48万円!!こんな時に大活躍の制度が「高額療養費制度」です。医療費の自己負担額が一定の額を超えると、所得によって上限が決められていて、その上限分までを支払えば良いという、大変ありがたい制度です。ちょっとわかりにくいので一例をあげると、年収が約370万円までの世帯なら1ヶ月あたりの自己負担限度額は57,600円です。なので、これ以上支払う事はないんです。

ただ、ここで一つ注意点があります。この制度を使うには、あらかじめ「限度額適用認定証」というものを用意して、医療機関に提出する必要があります。これを忘れると、いったん自己負担の全額を支払い、限度額を超えた分は後日返金してもらうことになります。この「限度額適用認定証」、社会保険の方はご自身の勤務先か年金事務所、国民健康保険の方は市区町村役場で発行してもらえますので、入院の予定がある方はお問い合わせしてみてください。

他にはどんな制度があるでしょう。私自身も大変お世話になっている制度ですが、「特定疾患制度」というものがあります。これは特定の病気の場合、その病気に限っては1ヶ月の自己負担額の上限が別に定められていて、その分だけを負担すればよい仕組みです。私のB型慢性肝炎は北海道の医療助成を受けていて、毎月の医療費の上限は所得によって0~2万円となっています。服用している薬が高いので、この制度には助けられています。

まだまだ色々な制度がありますね。お勤めをお休みして給与が払われなくなった時に使える「傷病手当金」や、身体や精神に障害が生じた場合に使える「障害年金」、介護保険の制度や、障害者総合支援法の制度も、対象になる方になは心強い制度ですね。

でもこういった制度は、知らなければ使えません。まずはご自身の通われている医療機関に相談してみてください。医療ソーシャルワーカーさんという方がいらっしゃいますので、費用の事や制度の事が相談できます。

医療ソーシャルワーカーさんがいない、もっと色々な事を聞きたい、こんな場合はぜひCAN net にご相談ください。CAN net には医療関係者や法律関係者に限らず、様々な職種の仲間たちがいます。何かお役にたてることもあるかもしれません。

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