キャンパス札幌&帯広2024年1月 開催報告


今年は雪が少ないかな?と思ったら「ドカッ」と降りました。雪まつりの雪も搬入が始まっています。道内各地観光客でにぎわっているようです。

さて、1月10日(水)に2024年最初のキャンパス札幌&帯広を開催しました。
テーマは「がんと生きる」CAN net代表理事で帯広協会病院 腫瘍内科医の杉ちゃんこと杉山絢子さんを教授にお迎えしキートークをして頂きました。

アイスブレイクのお題は「新年にしたいことは何ですか?」で、「茶碗蒸し」「夢グループ」「ドラゴンズ」のグループ名が出ました。

キートークではがん治療もこの10年で大きく変わって来たことも説明して下さいました。遺伝子パネルや遺伝子検査が治療方法の決定に影響することやサイコオンコロジーといったがんに関わる精神科の専門家、同じ病気を経験した方がピアサポートとして関わることなどがあげられました。約20年前は治療の目的も「生きること」がメインでしたが、約10年前くらいから「生活の質(QOL)を維持すること」「副作用の軽減」にシフトしていき、現在ではより「自分らしく生きる」ことに変わってきているそうです。
そうした中、杉山さんがお仕事でがんと向き合う人たちを通じて感じたことなどを参加者の皆さんと一緒に考えたいですと始まりました。大きく3つの感じることについてお話しされました。まず、「時代や社会を感じることがある」。辛いことを言えない世代、仕事や他人へ尽くすことが優先され美徳とされてきた世代、自分を大事にする世代など社会背景が違うと価値観や死生観やジェンダー観の違いも感じるそうです。また、地域性も加わるとお看取りや葬送の風習の違いも出てきます。職業の業種や就労形態も変わってきます。
そして、「生きていくために必要なことを感じる」お話しがありました。病気や老化によって出来ないことが増えていく中で、ときには他者に頼るという精神的な成長も必要なのかもしれませんねと。キャンパスで良く出てくる「ヘルプ力(助けて〜と言える力)」は生きていくために必要なのかもしれないですね!
このがんと向き合う人たちはがんの治療をしている人だけではなく、ご家族・仕事仲間・友人・医療関係者らもそれに当たります。こうして、キートークを聞いていくと「私たちは何を学び・作っていくかを考える」ことがあるのでは?と後半のグループトークにつながるものでした。
今回のグループトークは少し大きなお題でしたが「私たちが生きていくために必要なことは何か」という直ぐには答えのでないものを、幅広い年代の自分や近しい人に置き換えて考えてみたり、色んな考えや生き方のお話しを聞ける時間でもありました。
参加者さんからは「近しい人は分かってくれていると思ったけど、ちゃんと自分で伝えられていないことが分かった」「がん教育を受ける今の子どもたちはどう生きていくのだろう」「人生のしがらみに向き合うことにもなるのかな」「悔いの無いように生きる」「変なこだわりは自分をしばることになるのでは」「気兼ねなく自分の話ができる場や人が必要だね」など色んな立場や視点からたくさんの考え方に触れる話が出ました。こういう考えるキャンパスを今後もしたいね、というお言葉もたくさん出ておりました。
新春キャンパスも全国各地からのご参加ありがとうございました!教授の杉山絢子さん、ご参加の皆さん、多くの学びや気づきを下さりありがとうございました!

1月27日(土)19時からはCAN netの活動報告会を開きます。各地のプロジェクトや活動がまるっと聞けるお得なイベントです。
CAN netにご興味のある方はぜひお越し下さいね♪
スタッフ一同お待ちしております!

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