日: 2022年10月4日

キャンパス東京&旭川9月 開催報告キャンパス東京&旭川9月 開催報告

キャンパス東京&旭川9月 開催報告

今年は10月になってもまだ暖かい日が続きました。北海道には少しづつ秋がやってきていて、大雪山旭岳の紅葉は見頃を先週辺りに迎えていました。これから一雨ごとに寒くなってくるので、体調を崩さないよう美味しいモノを食べて備えたいですね。
先月24日のキャンパス東京旭川9月は「人生の『壁』にぶつかったときどうする?~人生の困難時の対応力から社会を考える~」というテーマで総勢15名の参加者さまと一緒に考えました。
今回のキートークの講師は乳がんサバイバー/株式会社パソナ 官公庁第1事業部 細谷 美弥さんをお迎えし、「治療と仕事と介護の両立~あなたの壁の乗り越えポイントは?~」ということで、ご自身の経験された困難や辛さについて、またその時にどう対応したか?をライフラインチャート(人生曲線)を用いてお話頂きました。
誰でも今までの人生の中で大なり小なりの『壁』と呼べるライフイベントの経験があると思います。
大きさが大きいほど乗り越える時には困難さや辛さも大変になると思います。
今後も『壁』にぶつかる時は来ると思いますが、これまでの経験から乗り越え方や対応の仕方を知っていると良いのですが、毎回そうだとは限りません。
今回の講師の細谷さんは大きな『壁』がほぼ同時に3つやってきて、辛い思いもされたけれど、その時のヘルプ力(助けてと言える力)、対応力により乗り越えそしてその経験から新たな目標を見つけて本業、本業以外の活動に取り組まれております。
参加者さまからは
・自分のライフラインチャート、ぜひ書いてみます!
・ライフラインチャートは1本の線で描くのではなく、様々なイベント別で多層化することにより自身を客観的に分析できる
・いかに乗り越えるエネルギーを獲得できるかが大事。細谷さんが介護問題では少し先手を打たれていたこと、(親に)運転をやめてもらうための説得の仕方を聴いて、病気よりは準備・対策ができることなので自分もやっていかなくてはと思った
・複数のライフイベントが重なる方はいて自身もそうだが、その時はただ必死で後から振り返るとよく通り抜けられたなと思うような期間であった。目標ができて人とのつながり、他の団体とのつながりができてくると一気に上がっていくところも同感。味覚障害の「味を思い出して食べた」話はとても印象的だった。介護サービスの申請や運転をやめてもらう説得、様々な「嫌だ!」への対応の仕方、とても参考になった。
などのお話を頂きました。
今回の細谷さんは親御さんの介護に直面する前に介護について知る機会があり、その経験から実際に直面した時に迷うことなく相談できる場所や人を選択することが出来、自身の病気と重なっていても『壁』を少しだけ低くすることが出来たのではと感じました。ご自身の病気治療の時も医療従事者との関係性を大事にし、自身の治療の副作用のことで盛り下がった時に声掛けしてもらったことで気分を変えることが出来ました。
普段生活していて、いきなりやってくる『壁』イベント。その時に何も知らない、分からないでは不安もあってさらにどうする?の判断力に困難さが増すと思います。
自分らしく生きるために。『壁』にぶつかる前に、様々な経験された方のお話や社会資源について知っておき、各々にはどのような専門家がいて、どう繋がっておくか?は本当に大事だと感じました。
毎回キャンパスでは色々な方を講師にお招きし、自身の経験から得たことや専門的なお話を頂いておりますが、このような経験や自身のスキルを教えて頂けることで様々な方々が「助けて!」と声を上げられるようになることに深い感謝を覚えます。
今回のキャンパスも深い気づきと学びを得ることが出来ました。
次回のキャンパス東京&旭川は10/22(土)19時~
『患者参画』~「一人一人が社会をつくる」を考える~
というテーマで行います。
ぜひご参加お待ちしております。
12人、空、テキストの画像のようです
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