キャンパス東京&旭川3月 開催報告

2025年3月CANPath東京旭川

「安心して暮らしていく仕組みづくりを考える」
3月22日のキャンパス東京&旭川は元目黒福祉事務所の鬼塚さんからお話をお聞きしました。
鬼塚さんのかつての職場での先輩のお子さんが塀によじのぼって竹トンボを取ろうとしたら、塀が崩れて頭を打ち、意識不明、高次脳機能障害に至ったとのことです。
先輩は社会的支援の制度もない中で、子育て期に生死をさまよう息子の姿から、混迷と苦悩を経てきたそうです。そのような状況の中で、新聞の記事から、つながりができ、家族会ができ、その後先輩も参加されたそうです。

高次脳機能障害とは、脳に受傷を受けた結果、認知機能障害(記憶やコミュニケーションに障害)と情緒機能障害(キレやすい、衝動的)といった特徴があります。相談の場としては,今では市町村の窓口や社会福祉協議会など、ネットで検索すれば、色々出て来ます。

鬼塚さんの先輩が、一人で苦しんでいたところからつながりができ、家族会の経験を経て、国や自治体に働きかけたように、助けて!苦しいという声が制度を作ってきたといえます。
行政に働きかけることで変わった例として、過日のNHKテレビ 「プロジェクトX」でも、秋田県藤里町社会福祉協議会では、「担当外」と言われても、取組み続けて引きこもりをゼロにした話題が報道されていました。

最後に鬼塚さんは、「自助、共助、公助とは、行政の負担を極力減らせ,という主張だがこれでよいのだろうか」と問題提起をされました。

【皆さんの感想としては】
◎制度のできる前から福祉の最前線で活動された方の、思いと実感のこもった貴重な話を聴けた。
◎秋田県藤里町の事例について、「一人が始めないと始まらないという社会は、如何なものか?誰かが言い出してくれるのを待つのではなく、気が付いたら一人でも立ち上がること」が重要。
◎自助、共助、公助は、どちらも重要。
◎反抗的だった、先輩の息子さんが今では、自律的な姿勢で生き生きと暮らしているという点が良かった
等がだされました。

等々、貴重なお話をお聞きできた、と一同感動いたしました。

3月2025-03-22(10人)

関連記事