こんにちは、東京メンバーの関口陽介です。

前回のブログ執筆から4ヶ月ほど経ち、学生生活の終わりが近づいています。学位論文もなんとか形になりそうです。 最近はいろいろと忙しく、キャンパスに参加することができていませんが、「がんサバイバー」あるいは「オストメイト」として何ができるのか?ということを考える日々が続いています。

この記事を執筆している今も、2本ほど講演依頼を抱えていて、何を伝えるべきかということに頭を悩ませています。 しかし、もっと根本的な問いを突きつけられることがあります。講演依頼などが少しずつ来るようになったいま「様々な活動に取り組んでいるのはなぜなのか?」とよく聞かれます。私はこの問いに対する回答を考えるのですが、考えれば考えるほどわからなくなります。熟考して得た答えは以下の3つでしょうか。
1.今の社会にある様々な問題を解決するため
2.自分自身のため
3.使命感

他のメンバーがどんな志をもって活動しているかはわかりませんが、私の中にある柱はこの3つです。でも、この3つの柱は最初からあったわけではありません。活動を通して出会った仲間たちが気づかせてくれました。

そもそも、こうした活動をはじめたきっかけは、当事者の悩みを解決したいという純粋な思いからでした。がん患者や障害者を取り巻く環境は、理想的な状況からは程遠い現実があります。周囲との人間関係にまつわる悩み、仕事に関する悩み、人生設計に関する悩み…。そうした悩みを話せる場所、解決する場所は当事者の目からすると少ないと感じています。そんな状況が少しでも改善できたらという気持ちが私を動かしました。

でも、似たような思いをもった仲間と接していくうちに、自分自身の抱えている悩みも軽くなっていくように感じました。そこではじめて、こうした活動が自分のためにもなっていると思ったのです。100%他人のために活動するというのは素晴らしいのですが、そうした想いで活動していたらこれほど長くは続かなかったと思います。「情けは人のためならず」という言葉があります。最近は正反対の意味にとられることもありますが、人のための行いはいずれ自分に返ってくるのだと思います。

そして、もうひとつ活動を通して気づいたことがあります。私の属性は非常にマイノリティだということです(同じ病気の人とは何人か出会いましたが、3つのストーマをもつ人とお会いしたことはありません)。マイノリティゆえに不利なことはたくさんあります。でも、マイノリティだからこそできることもたくさんあります。私は非常に珍しい属性を不本意ながらも与えられたのです。元には戻れない以上、それを活かさないのはもったいないのかもしれないと思えるようになりました。これはある種の「使命感」なのではないでしょうか。

CAN netの特徴は、いろんなスキルをもったメンバーがいることです。その多様性が私にいろんなことを気づかせてくれました。そして、いろんな人がいるがゆえに面白いアイデアが生まれるのだと思います。

↓写真は、関口くんが関わったクラウドファンディングのプロジェクト「人工肛門・膀胱保有者「オストメイト」のためのアプリを届けたい!」の達成報告の様子です。

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関口くんと同様に、CAN netでは”入院者とお見舞い者の心をつなぐ”ための「お見舞いギフトブック」を世に出すために、クラウドファンディングに挑戦中です。

皆さまのご支援・ご協力のお陰で、これまで560,000円を集めることができました!残り21日、目標の150万円まではまだありますが、引き続きご協力を頂けましたら幸いです。

目標金額は150万円、12月28日23:00までご支援を募集しております!

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入院者とお見舞い者の心をつなぐ「ギフトブック」を世に出したい!

https://readyfor.jp/projects/5875

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