私の課題感が解決された各地での取り組み | CAN netスタッフのブログ

皆さん。こんにちは。
東京メンバーのチムこと島崎菜穂子です。

私の仕事は診療情報管理士です。
それって何をするの?と思いますよね。簡単に説明すると、皆さんが病院にかかると色々な検査を受たり、お医者さんや看護師さんに質問されますよね。その情報は皆さんのカルテに記録されます。それを管理分析することで、病院の現状を客観的に評価することが大きな仕事といえます。でも実は、この仕事をする前に20年ぐらい臨床検査技師をしていました。がん細胞を顕微鏡で見つける臨床細胞検査士と、手術で摘出した組織を数マイクロの薄い切片に切って染める病理検査士という仕事です。他にも超音波検査にも興味があったので少し勉強しました。そのせいかもしれませんが、よく知り合いにがんの相談を受けます。「検査でがんと言われたけど先生の言っていることがよくわからなかったから教えて」ということが多いです。毎日のようにカルテをチェックしていますから、患者さんの声や医療者の悩みもよく目にします。一人一人痛みや苦しみは違いますし、その患者さんを支える家族へのケアは、なかなか行き届かないこともあります。私自身も21年前に、がんで主人を失ったときは、1歳と2歳の娘を抱え、どうしようかと迷っていても、生活は待ってはくれず、そのあたりに課題を感じていました。

しかし、こんな悩みを解決してくれる場所が各国ですでに展開していることを知り、6年前に、英国のマギーズキャンサーケアリングセンターという、がん患者さんのための何でも相談できる憩いの場所を訪ねました。エジンバラにあるその施設は、病院のすぐそばにありますが敷地の外にあり、一軒家を改築して作られています。その時、がん専門看護師で、とても素敵なアンドリューさんにお話を聞かさせていただきました。また、先月ですがアメリカのオレゴン州のポートランドにある、大切な人を失った子供のグリーフケアをするダギーセンターにも研修を受けさせていただきに行ってきました。ここでは、子供の悲しみに寄り添いながらも子供の生きる力や可能性を信じ、決して子供の自主性を阻害するようなことはしません。またボランティア教育にも力を入れていて、ケアをする人のセルフケアの大切さを改めて強く感じました。これは高齢化社会を迎えている日本でも、介護する方にとても必要なスキルだと思います。

今では、日本でも、様々な活動がはじまっていますが、気軽に安心して相談できる場があればと思いました。CAN netはまさにそんな相談できる人の集まりなのではないでしょうか?多職種がスキルを持ち寄り必要とする人に届けるそんな素敵な活動を、これからも応援していきたいと思います。

 

写真は、マギーズキャンサーケアリングセンターのアンドリューさんとの一枚

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