定例勉強会 アーカイブ - CAN netスタッフのブログのブログ記事

2015年4月24日、まだ朝夕はひんやりする北海道旭川市、市民活動センターCoCoDeでCAN netの旭川勉強会を開催しました。4月のテーマは、「病気の経験を語る・聴く」。
「病気」になった時には、色々な課題とぶつかり、新たに自分や社会を知る機会になることもあると思います。この時を改めて振り返ることで、新しい気づきや学びを得られたらという気持ちでこのテーマでの開催となりました。

26名の参加者で、おだやかな雰囲気の中で3つのテーマについて、4つのグループに分かれて対話を行いました。

テーマ1 「周囲から言われて、うれしかったこと・嫌だったこと」
テーマ2 「医療者とのコミュニケーション、信頼関係を築くには?」
テーマ3 「治療・病気との向き合い方、気持ちを保つにはどうしているの?」

医療関係・介護関係のお仕事の方、金融関係や行政のお仕事をされている方、士業の方、メディア関係のお仕事の方など色々なお仕事の方が集っていただきました。過去に病気の経験のある方がほとんど。まったく病気経験のない方は2~3名。病気は、がんだけでなく、膠原病など自己免疫疾患、網膜剥離など様々な経験がでていました。

テーマ1 「言われて嫌だったこと、嬉しかったこと」では、「ちゃんと検診を受けていればよかったのに」「もっと早く行ってくれたらよかったのに」など過去を振り返られた発言で傷ついたという話などがでていました。また、「大丈夫だよ!」など無責任ななぐさめや、未来のことなども言われても困るという声。

「健口体操」を言語聴覚士のスタッフ久恵ちゃんのリードで行い、笑声こぼれるリラックスタイムの後に席替えをしてテーマ2、3。

テーマ2「医療者とのコミュニケーション、信頼関係を築くには?」では、医療者のコミュニケーションの低さについての意見が多数でていました。こういうことが大事だということとすると、互いに相手に興味をもつことや、患者側も自分自身のことを伝える努力をするということが出ていました。

テーマ3「病気・治療との向き合い方、どうやって気持ちを保つ?」という問いでは、楽しいこと好きな事をしたり、目的や希望を持つ、人から必要とされている感じや、待っていてくれる人がいることが、気持ちを保ち病気・治療と向き合うことにつながるという意見がでていました。

勉強会終了後、参加した方から、「病気の時の苦悩の時期から、前向きに向き合えるようになるまでの経験を皆が良く聴き、良い時間を過ごせた」、医療・介護関係の方からは、「みなさんから色々なことを教えてもらった」という声をいただきました。

病気に向き合っていく過程での体・心・社会との関係について学ぶことの大事さ、また、「同じ病気」の人だけでなく、色々な病気の経験が混じることでの学びの広さについても感じた勉強会となりました。ご参加いただいた皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました!

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こんにちは。

東京メンバーの千葉です。

2/21(土)に品川区の大崎第一区民集会所で開催された、第12回目の東京勉強会の開催報告です。

今回のテーマは「病気になったときの働き方」で、一般の会社員、医療職や法律家、ファイナンシャルプランナーさんなど計15名ご参加をいただきました。今回は、就労に関する問題のうち、トラブルが起こることが多い「復職」時にフォーカスしました。なんと手作りの月餅の差し入れがあり、ご馳走さまでした^-^♪

前半のセミナーセッションでは、社会保険労務士・産業カウンセラーである濱崎明子さんのセミナーです。“「働く」を法律の視点から見てみよう”というテーマで、法律家の立場から会社側の視点でお話いただきました。

◆労働契約書に書いていない内容は、誰が決めるのでしょうか?

◆労働契約で決めた義務を守らないとどうなるのでしょうか?

◆労働契約と異なる内容を要望することは可能なのでしょうか?

という労働契約の3つの疑問に答える形で進み、面白い例を交えながら、とても丁寧に分かりやすくお話をいただきました。

「会社には社員を守る義務がありますが、全ての意見が通るわけではありません。もしも進退を考える状況になったとき、あなたはどうしたいですか?」という問いかけには、考えさせられました。

参加者からは、「患者側・労働者側の視点」ではなく、「会社としての視点」、「法律的にみた客観的な働くことに関しての知識」を得る機会となったようです。

後半のワークセッションでは、働きながら病気になったときに具体的にどんなことに困るのか、について、ケーススタディを行いました。ワークシートを埋めて、グループディスカッション、全体共有という順番で行いました。病気の前後で、Aさんの生活状況がどのようになるか、誰に何を相談すれば良いかなどについて、社会保険労務士や弁護士、ファイナンシャルプランナー、病気を経験された方など、多様な観点からご意見をいただきました。

今から出来る工夫として出てきたことをまとめると、

・職場でいつ自分が休んでも良い人間関係を作っておく
・職場で自分の書類を整理しておくこと
・自分が戻ってきても席を残しておいてもらえるように、今からしっかりと仕事をすること(笑)
・自分の生活状況にあった保険にはいっておく
・自分の働き方をしっかりと考えておく(そもそも会社に残ることが自分にとって良いのかしっかりと考えておく)
・相談できる専門職と知り合っておく(→知り合っていなくても、困ったらCAN netに相談してください!)

などです。

このような真面目なテーマについて、朗らかな雰囲気の中でみんなで学ぶことができてよかったです。私自身も、突然働けなくなった時の備えが出来ていないことを思い知らされ、改めて皆で考える良い機会になったと思います。

今回のワークでは架空の会社員Aさんを取り上げましたが、自分の働き方の場合(特に自営業者)などについても、みんなで深堀りしていきたいと思いました。

皆さまには、貴重な時間を使ってきていただきまして、本当にありがとうございました。

次回は、3/21(土)夜を予定しています。

CAN netの勉強会は、病気の事前学習として、病気を経験していない人でも自分ごとに落としつつ社会の視点にあげて考えられるのが特徴かなと思っています。みなさん、ご自身のためにも周囲の方のためにも、是非一度ご参加いただけると嬉しいです。

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