旭川地区 アーカイブ - CAN netスタッフのブログのブログ記事

2016年も半月が過ぎようとしていますね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
想いをつなぐ人の輪 「生きる」と向き合う人と社会をつくる CAN net の代表の杉山絢子です。(すぎちゃんって呼んでくださいね)

改めまして、2015年もCAN netの活動やメンバーに様々なご協力・ご支援をいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。
おかげさまで、2016年6月で3期目を終了し、4期目に突入することができそうです。

5名からスタートした活動が、今は全国50名、8プロジェクトを進めることができるようになってきました。まだまだ、まだまだ、未熟かつ目標とする所には到達できておりませんが、「病気になっても誰もが自分らしく生きられる社会」を目指して今年も頑張って参ります!

設立から今までの経緯を振り返ってみます。CAN netは2013年6月発足の非営利活動を行う一般社団法人です。自分や家族、または職業上で、「病気になった時」の生きにくさがある社会に課題を感じて、もっと自分たちで何とかできる仕組みをつくろうという想いから始まりました。

病気になったその時の大変さをなんとかしたいと、ボランタリーに協力してくれる専門職や病気の経験者の力を集めて、「チームがんコンシェルジュ」によるウエブ上でのがんのよろず相談窓口を始めたのが最初のきっかけです。今でもコンスタントに月10件程度のご相談に対応させていただいています。ただ、そういった相談を行うにつれ、病気になったその時だけの対応では、とても「がん・病気になった時に自分らしく生きられる社会」にならないと考えるようになり、2013年の秋頃から月1回の定期勉強会(今は、社会人の「生きる」を学ぶ場CAN path キャンパスになっています)が開催するようになりました。勉強会は、最初は札幌、その後2013年の冬から東京、2014年の春から旭川でも開催されるようになり、今も毎月3都市で運営され、医療職だけでも病気経験者だけでもない多様な社会人が集まり気づき・学びを得る時間となっています。

2015年は、病気になった後もより自分らしく生きられるためのサービスももっとあると良いという考えから、様々なプロジェクトが生まれた年でした。旭川では、介護施設のグレイスさんと共同で「がんと認知症が合併した場合」に関してのアンケート調査を施行。それぞれ単独の疾患よりも合併することでの本人・家族、介護職、医療職それぞれの負担と大変さがみえてきました。

札幌では、「病気になっても笑顔できれいに」というコンセプトで、病気になった時の外見の変化にもっと美容の力を使えるようになるように、医療美容の取り組みが始まりました。毎月の美容相談会、病気になった時にサポートしてくれる美容関係者を取材した北海道医療美容マップは好評いただいています!第二弾の作成と医療美容の推進のために行った12月23日の医療美容クリスマスフェスタでは音楽とショーのコラボで様々な方達の交流が得られました。

東京では、入院中・療養中に孤独を防ぎ、もっと選択肢やちょっと先の未来に触れられるような方法はないか考え、「お見舞いギフトブック」の開発が開始。お見舞いギフトブックのプロジェクトは、NPO法人「二枚目の名刺」さんのサポートプロジェクト先に選んでいただき、東京の大手企業の社員さん達が研修の一環として3か月6名の方達がプロジェクトに2期に分かれて参加していただきました。今までにないスキルが投入されることで、3か月であっても今までの自分たちだけでは到達できないところまでプロジェクトが到達できることに感動しました。

他にも、社会人が重要な時間を使う会社の中が「病気になっても働きやすい」ための提案を行うプロジェクトや、地域の様々なリソースを検索できる検索サイトの作成もスタートし、2016年のリリースができそうです。

2016年は、4期目。助走期間から、本格的に走り出す時期にしようと思います。2015年に行ったプロジェクトの第二期が始まり、本格的に社会に向けた活動ができていけたら良いなあと思っています。

CAN net で大事にしていることは、
①個人のどんな経験(病気の経験)もスキルとして尊重されること
②職業人としてではなく人として健全でハッピーであること
③本業でも家庭でもないサードプレイスの場所を有効活用して、社会のためになる活動にしてくこと
です。一人ひとりの使える時間は少なくても、参加することで成長や楽しさを感じてもらえて、全体の力を合わせると社会にインパクトを出せる活動にしていくこと、この仕組み自体を作っていくことが目標でもあります。

病気があってもなくても、色々な職業の経験がある人も、参加者一人ひとりがイキイキと生きる力が得られるように、そして生きることに向き合うことでのより良い社会が実現していけるように、2016年もワクワク・楽しく、真摯に活動していきます!

NPOとか非営利組織って、なんか入ると抜けられなさそう(笑)というイメージもあるとか・・。そんなことはないですので、3~6か月単位の短期活動の方達も募集しようと思っています。ちょっとお試しに・・・という方、おうぞお気軽にご連絡くださいね♪

みなさまの2016年度、それぞれ皆さまが自分らしい時間をすごせますように!愛を込めて。

杉山 絢子 拝

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旭川運営メンバーの辻栄 麻希と申します。ピアサポーターとして、また「コミュニティる〜む ぽっけ」の担当として、活動しております。

2011年に、膵臓がんを発症し、肝臓へ肺へと次々転移をし、現在も抗がん剤治療が続いています。

そんな私が、元気でいられる源が幾つかあります。CAN net での活動もそうなのですが、その中のひとつにライブ参戦というのもあります。今回、このことについて語らさせていただきます(^^)

ライブの楽しさを知ったのは、病気になってからのことで、娘や友達とビジュアル系のライブに参戦します

チケットのエントリーに当落発表、何を着ていこうかなと、当日までのワクワク感が、また楽しかったりします。ライブが近づいて来ると、ライブDVDを見て、テンションをあげたりして心待ちにし、当日を迎えます。ライブ会場へ向かい、会場に着くと更にテンションがあがり、ドキドキしながら始まるのを待ちます。始まったその瞬間から、年齢を忘れ、病気であることも忘れ、我を忘れ、全力で飛び弾けます☆ 日常では味わえない、異空間であり別世界へと引き込まれて行き、その中に居るのが好きで、そこで素直に思いっきり楽しんでる私も好きです(*^^*)

こんな風に、病気であっても心待ちに出来る楽しさを持って欲しいですし、病気を持っていても普通に楽しめることを知って欲しいです。先々に楽しみがあったり、打ち込めること、何かすることがあると、不思議と踏ん張れる力が湧いてくるんです。

病気であっても病人にはならないように、泣いて過ごすより、笑って楽しく過ごそう!を心掛け、これからも楽しめることをみつけ、私は笑って楽しく過ごしていきます♪♪♪

コミュニティる〜む ぽっけ
http://pokke-asahikawa.com/

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最近すっかり寒くなってきましたね。

CANnet旭川メンバーの澤田です。

旭川で社会保険労務士をしています。

ついこの間年が明けたと思っていたのに(は言い過ぎかな)気付はもう10月ですね。

10月から変わることはたくさんあると思うのですが、(値上げなどなど頭の痛いニュースもちらほら)

私たち社会保険労務士にとっても、経営者の皆様にとっても、日本に住む皆さまにとっても重要な制度がスタートします。

テレビのニュース、新聞、CMで聞いたことがあると思うのですが、いよいよ今月から国民一人一人に「マイナンバー」が送付されます。

これはとても大切な番号ですので絶対に捨てないでくださいね。

会社にお勤めの方は会社から「マイナンバーを提出してください」と言われます。

会社が従業員のマイナンバーをスムーズに取得出来ないと年末調整に向けて動き出すこの時期、手続きが遅れることで様々な支障が出てきますので、ご協力をお願いいたします。

なお、その際に本人確認も行うことになっていますので、運転免許証等の提示もお忘れなく。

ということで、本日はマイナンバーについて少しお話させていただきたいと思います。

Q1.そもそもマイナンバーってなに?

マイナンバーは国民一人一人が持つ12ケタの番号のことです。

因みに、日本に住民票があれば外国籍の方に対しても送付されます。

Q2.マイナンバー制度は何故できたの?

今までは「雇用保険番号」「健康保険証の番号」「基礎年金番号」などそれぞれの行政機関で違う番号が使われていました。

その為、手続きを行うにはたくさんの書類を添付しなければならなかったり、受けられるはずの給付が受けられなかったりと不便な点がありました。

それがマイナンバーで統一することにより、書類の添付が不要となる場合も多くなり、必要な方へ必要な給付が受けられるようになるとのことです。

Q3.マイナンバーはどんな時に必要なの?

平成28年1月から「社会保障」「税」「災害対策」の3つの分野の行政手続きで必要となります。

例えば…

学生さんは

○アルバイトの勤務先へ

主婦の方は

○パート・アルバイトの勤務先へ

従業員の方は

○健康保険や雇用保険、年金などの手続きのため勤務先へ

他には…

○確定申告時に税務署、市区町村窓口へ

○災害時や支援制度を利用する際に市区町村窓口へ

などが考えられます。

http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/mynumber/index.html

↑詳しくはこちら(政府広報オンライン)

現時点では「社会保障」「税」「災害対策」に限定されていますが、今後は以下の分野への利用拡大が図られると想定されています。

○戸籍に関する事務

○旅券事務

○預貯金付番

○医療、介護、健康情報の情報管理、連携に係る事務

○自動車の登録に関する事務

などです。

将来は、個人番号カード(マイナンバーと住所、氏名、性別、生年月日、顔写真等が記載されているICカード。平成28年1月より希望者に対して無料で発行されます。)を提示するだけで病院への受診、銀行口座の開設など様々な手続きがえるようになるのではないかと言われています。

その反面、マイナンバーが漏洩してしまうと大切な個人情報も漏洩する危険があり、マイナンバーを気軽に人に見せたりしないよう注意が必要です。

また、オレオレ詐欺のように、言葉巧みにマイナンバーを聞き出す犯罪が起こる可能性も予想されます。マイナンバーの取扱いについてご家族で一度話し合ってみるのも良いかもしれませんね。

私たち社会保険労務士は会社が従業員の皆様からお伺いしたマイナンバーを漏洩することがないように、国が定めた、事業主が行わなければならない①番号取得事務②番号管理業務③行政手続への手続き業務④番号廃棄業務の4つのステップをスムーズに行えるようお手伝いをいたします。

まだ始まったばかりの制度のため、しばらくは混乱も予想されます。

不安や疑問もたくさんあるかと思いますが、マイナンバーが送付されたら

まずは、「なくさない」「気軽に人に教えない」この2つを抑えてください。

それでは、これから寒くなりますが、みなさま体調にお気を付けくださいませ。

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皆さんこんにちは。CAN net 旭川事務局長の佐々木啓です。
このブログへの投稿も、何と4回目になりました。時間が経つのは早いですね~。

さて今日は、「子供の貧困」について書いてみたいと思います。
皆さん、「貧困」と聞いてどう思われますか?
今の日本に貧困なんてないでしょ? あ~外国の話ね!
そう思われた方が多いかもしれません。
でも日本の話なんです。

子供の相対的世帯貧困率ってご存知ですか?
簡単に言うと、全世帯を所得の順に並べて、丁度半分の所得のさらに半分以下の所得しかない世帯を、相対的貧困世帯と言います。可処分所得で言うと、4人世帯で約170万円、月額で約14万円です。
注意して頂きたいのは、この金額が上限値だということです。
ではこの割合、実際にはどのくらいだと思いますか?

何と、約16%です。この意味がわかりますか?
100人中16人、1クラス40人だと約6人が貧困世帯という計算になります。

では、具体的にはどんな状態でしょうか?少し例をあげてみますね。
学校に収める給食費が払えない。教材費が払えない。
新しい靴や服が買えない。
これはまだいい方かもしれません。

1日のうちで、まともに食事を取れるのが給食だけ…こんな子供たちもいるんです。
まさかって?  いえ…これが事実なんです。

こうした現状をご存じでしたか?
どうして知られないのでしょう?

ここが貧困問題の特徴であり難しさでもあります。
貧困問題は見えないんです。周りに気づかれにくいんです。
自分から、「私は貧困なんです!」って手をあげる人がいると思いますか?
もしご自分がそうだったら。誰かに相談できますか?
しづらいですよね? 逆に隠そうとしませんか?
だから見えないんです。そこが問題なんです。

どうしてCAN net のブログでこんなテーマを?と思った方もいるかもしれませんね。
少しその理由を書いてみます。

父が商売に失敗し、私自身、少年時代に貧困を経験しました。

新しい服や靴を買ってもらえない。

夕飯のおかずが福神漬けだけ。

借金取りからの電話の対応が、当時中学生の自分…

借金取りに罵倒される日々…

ほんと辛かったですね…

「お金がない」という理由で治療を諦めたり、家族の暮らしが壊されてしまうような社会では、CAN net の理念「がん・病気になっても自分らしく生きられる社会を作ろう!」は実現できません。

ちょっと重いテーマだったかもしれませんが、
このブログを読んで、少しでも関心を持ってくれる方が増えたらいいな…
そう思い、この文章を書きました。

貧困問題は見えないことが大きな問題です。

皆さんの周りにも、今、貧困に苦しんでいる方がいるかもしれません。
どうしようもない絶望に向き合っている方がいるかもしれません。
少しでもいいです。
ぜひ関心を持ってください。
なにか気づいたら、声をかけてみてください。

政府でも、子供の貧困対策法という法律を作って、解決への取り組みを始めています。
私の住んでいる旭川でも、フードバンクなどの支援活動をしている方がいます。

次回では、(勝手に続編を書く気になっています…)
もう少し詳しく現状をお伝えしながら、既に始まっている支援活動などを紹介したいと思います。
また、私自身がこれから取り組みたいことも、お伝え出来たらと思います。

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こんにちは。
旭川メンバーで言語聴覚士をしている竹内です。

2014年11月の第1回目のブログでは、さっくりと紹介しましたが、3回目の今回は、もうちょっと詳しく言語聴覚士の仕事についてQ&A方式で書きたいと思います。

Q:言語聴覚士ってどんな仕事なの?
A:誰でもごく自然に行っている話す・聞く・食べる・・・こと。生まれつきそれらがうまくいかないお子さんや病気・事故・加齢などによりある日突然、話すこと・聞くこと飲食が出来なくなった方の機能回復と社会復帰をお手伝いし、自分らしい生活ができるよう支援する仕事です。病院だけでなく、学校や福祉の現場でも活動の場が広がっています。

Q:ある日突然話せなくなるってどういうこと?
A:脳血管障害(脳梗塞や脳出血)や交通事故による脳損傷から言語を司っている部位が損傷をうけ起こる言語障害(失語症)や口唇・舌などの麻痺によりうまく動かせないことで呂律がまわらなくしっかり話せない(構音障害)などが原因としてあげられます。

Q:失語症って何?
A:話すことだけではなく、聞いて理解すること・読んで理解すること・書くことがうまくいかないなどコミュニケーションに関わる状態をいいます。

Q:どんなリハビリをするの?
A:まず、その方の得意とする所や苦手な所がどこかを把握します。例えば、理解することが苦手であれば、実物やカードを使用して 単語を聞いたり文字として提示されたものを見て実物やカードを指さすような練習を行います。症状には個人差がありますが、物の名前が出てこないという方の場合は、実物やカードを見て物の名前を思い出す練習を行います。その際、書くのが得意であれば紙に書いてその後に音読してもらい言葉として表現するよう援助するなど症状や元気だった頃の生活を参考にしながら個別性に合わせたリハビリを提供します。

最後に、私がこの仕事に関わって感激したエピソードをひとつ書きたいと思います。それは、失語症となり最初は声を出すことも難しかった方が、「あ」の発声が出来るようになり、次第に「あいうえお」の母音・「まみむめも」の子音が言えるようになるなど少しずつ出来ることが増えていくのを目の前で見てその方自身も笑顔で喜んでいる姿を見た時は、とても嬉しくこの仕事について良かったと思える瞬間です。

一人でも多くの人たちが笑顔で暮らせることができるようにお手伝いをしていきたいと思います。

 

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旭川メンバーで社会保険労務士をしています澤田と申します。よろしくお願い致します。

初めに、社会保険労務士(「社労士」)はどのようなお仕事をしているのかを簡単にお話致します。社労士は入社から退社、お子さんが産まれた際、年金のお手続き等々、人の誕生から年金まで一生に関わっていく活動をしています。また、事業に不可欠な要素である「ヒト・モノ・カネ」の「ヒト」の分野の専門家とも言われています。時代の変化とともに、働き方も変わってきています。従業員の皆さんと、社長がお互いを尊重しながら気持ちよく働ける環境づくりのお手伝いもさせていただいています。是非、この機会に社労士を知っていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

私とCAN netとの出会いは昨年の12月でした。

それまでの私は、社労士として様々な方の就労支援に携わる機会を頂き、「就職する前に知っておきたい労働法と社会保険」という内容で、100回以上お話をし、個別での相談では300名近くの方のお話をお伺いしてきました。

中には前職で経験した辛い思いから、なかなか次の一歩踏み出せない方も少なくありません。私は、この仕事にやりがいを感じている一方で、自分の無力さも嫌と言うほど感じていました。「働きたい!」と思っている方が「自分の経験、個性を発揮しながら楽しく働く社会にしたい!」と大きな夢はあるのですが、思うように進まないもどかしさもありました。そんな時、社労士会で「医療労務コンサルタント研修」(医療業界でも適切な労務管理を行い、医療従事者の心と身体の健康を守ることが目的です)が行われ、そこである医師が「この研修の趣旨とは少しずれますが、是非知ってもらいたい」と次の内容をお話されたのです。「がんと向き合いながら生活する上での悩みは、医療現場だけで解決出来る問題ではない」「今はがん=死ではない。がんと向き合いながら生活するためには収入が必要であり、仕事上での悩みに直面している患者さんが沢山いる」「この現実を知ったうえで社労士もどんどんこの分野に進出し、がんと就労について考えてほしい」と。

2日間の研修の中で、このお話はほんの1~2分でしたが、私にとってはこの一言が忘れられず、「私に何が出来るのだろう」と考えていた時、偶然お誘いを受け参加したのがCAN netです。「病気は他人ごとではなく、自分ごと」であり、「今、自分に何が出来るのだろう」と考えながら、「働きたい!」と思っている方が「働くことが出来る社会に!」を目指し、勉強して行きたいと思っています。

 

さて、今回の執筆に当たり、「私がブログを書くのはいつ以来だろう?」と思い起してみますと、10年も経っていました。当時はまだ小さかった子ども達の事を思いのままに綴っていた気がします。だから、今回は初心に戻って子どもの話をしたいと思います。

私には中学2年の息子と小学5年の娘がいます。2人とも同級生よりも精神年齢が低いです(泣)母としては、「いつになったら成長するのだろう?」と心配していました。

特に娘とは価値観が全く違います。

娘は人の前に立つことが好きで、学級委員や児童会等々積極的に立候補します。私はそれが全く理解できませんでした。目立つのは嫌だし、選ばれなかったら落ち込むじゃないですか。幼すぎる娘にはまだ理解出来ないのだろうか?

何故そんなところに自ら飛び込むのだろうと不思議でたまりませんでした。

しかし、そんな娘が念願叶って児童会役員に選ばれた時、

「私ね、ものすごく怖くて、緊張した。だって、選ばれなかったら、認められなかったって事だからさ。落込むよ。心臓がドキドキして止まらなかった。だけど、当選したって分かった時は本当に嬉しくてワクワクしたんだ~」と言ったのです。

私は頭をハンマーで殴られたような感覚に陥りました。

娘は選ばれない恐怖や恥ずかしさを全部理解した上でそれでもその先にある未知の世界を見たい!と勇気を出して飛び込んだのです。

一方、娘よりも遥かに長く生きている私はそれらの気持ちを抱えたまま「だからいいや」「面倒くさい」とその先を乗り越えずに来ました。

だけど、勇気を出してそこに飛び込んだ時、例え失敗しても得られる事は多いですよね。そして成功したら今まで見たことのない世界を見ることが出来るのですよね。

娘が体を張って(笑)教えてくれたので、今年は挑戦し、新しい世界を見たいなと思っています!

こんにちは。CAN net 旭川事務局長の佐々木啓です。職業は行政書士をしています。

今回は、「病気になった時に使える社会保障制度」について書いてみたいと思います。

皆さん、健康保健証ってお持ちですよね?企業にお勤めの方は「社会保険」、公務員の方は「共済」、そして私のような自営業の方は「国民健康保険」。いずれかの公的医療保険制度に加入して、保険料を負担しています。そのおかげで医療費の自己負担が1~3割で済むんですね。これが基本の社会保障制度です。皆さん、あたり前に使っているこの制度、実はかなりの優れもので、世界で一番の制度なんて言われたりしてるんですよ。ありがたいですね~。

ところが、治療によってはこの自己負担が多額になってしまう場合があります。2年前に私自身が入院した際の医療費が約160万円、自己負担額が3割負担で約48万円!!こんな時に大活躍の制度が「高額療養費制度」です。医療費の自己負担額が一定の額を超えると、所得によって上限が決められていて、その上限分までを支払えば良いという、大変ありがたい制度です。ちょっとわかりにくいので一例をあげると、年収が約370万円までの世帯なら1ヶ月あたりの自己負担限度額は57,600円です。なので、これ以上支払う事はないんです。

ただ、ここで一つ注意点があります。この制度を使うには、あらかじめ「限度額適用認定証」というものを用意して、医療機関に提出する必要があります。これを忘れると、いったん自己負担の全額を支払い、限度額を超えた分は後日返金してもらうことになります。この「限度額適用認定証」、社会保険の方はご自身の勤務先か年金事務所、国民健康保険の方は市区町村役場で発行してもらえますので、入院の予定がある方はお問い合わせしてみてください。

他にはどんな制度があるでしょう。私自身も大変お世話になっている制度ですが、「特定疾患制度」というものがあります。これは特定の病気の場合、その病気に限っては1ヶ月の自己負担額の上限が別に定められていて、その分だけを負担すればよい仕組みです。私のB型慢性肝炎は北海道の医療助成を受けていて、毎月の医療費の上限は所得によって0~2万円となっています。服用している薬が高いので、この制度には助けられています。

まだまだ色々な制度がありますね。お勤めをお休みして給与が払われなくなった時に使える「傷病手当金」や、身体や精神に障害が生じた場合に使える「障害年金」、介護保険の制度や、障害者総合支援法の制度も、対象になる方になは心強い制度ですね。

でもこういった制度は、知らなければ使えません。まずはご自身の通われている医療機関に相談してみてください。医療ソーシャルワーカーさんという方がいらっしゃいますので、費用の事や制度の事が相談できます。

医療ソーシャルワーカーさんがいない、もっと色々な事を聞きたい、こんな場合はぜひCAN net にご相談ください。CAN net には医療関係者や法律関係者に限らず、様々な職種の仲間たちがいます。何かお役にたてることもあるかもしれません。

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2015年4月24日、まだ朝夕はひんやりする北海道旭川市、市民活動センターCoCoDeでCAN netの旭川勉強会を開催しました。4月のテーマは、「病気の経験を語る・聴く」。
「病気」になった時には、色々な課題とぶつかり、新たに自分や社会を知る機会になることもあると思います。この時を改めて振り返ることで、新しい気づきや学びを得られたらという気持ちでこのテーマでの開催となりました。

26名の参加者で、おだやかな雰囲気の中で3つのテーマについて、4つのグループに分かれて対話を行いました。

テーマ1 「周囲から言われて、うれしかったこと・嫌だったこと」
テーマ2 「医療者とのコミュニケーション、信頼関係を築くには?」
テーマ3 「治療・病気との向き合い方、気持ちを保つにはどうしているの?」

医療関係・介護関係のお仕事の方、金融関係や行政のお仕事をされている方、士業の方、メディア関係のお仕事の方など色々なお仕事の方が集っていただきました。過去に病気の経験のある方がほとんど。まったく病気経験のない方は2~3名。病気は、がんだけでなく、膠原病など自己免疫疾患、網膜剥離など様々な経験がでていました。

テーマ1 「言われて嫌だったこと、嬉しかったこと」では、「ちゃんと検診を受けていればよかったのに」「もっと早く行ってくれたらよかったのに」など過去を振り返られた発言で傷ついたという話などがでていました。また、「大丈夫だよ!」など無責任ななぐさめや、未来のことなども言われても困るという声。

「健口体操」を言語聴覚士のスタッフ久恵ちゃんのリードで行い、笑声こぼれるリラックスタイムの後に席替えをしてテーマ2、3。

テーマ2「医療者とのコミュニケーション、信頼関係を築くには?」では、医療者のコミュニケーションの低さについての意見が多数でていました。こういうことが大事だということとすると、互いに相手に興味をもつことや、患者側も自分自身のことを伝える努力をするということが出ていました。

テーマ3「病気・治療との向き合い方、どうやって気持ちを保つ?」という問いでは、楽しいこと好きな事をしたり、目的や希望を持つ、人から必要とされている感じや、待っていてくれる人がいることが、気持ちを保ち病気・治療と向き合うことにつながるという意見がでていました。

勉強会終了後、参加した方から、「病気の時の苦悩の時期から、前向きに向き合えるようになるまでの経験を皆が良く聴き、良い時間を過ごせた」、医療・介護関係の方からは、「みなさんから色々なことを教えてもらった」という声をいただきました。

病気に向き合っていく過程での体・心・社会との関係について学ぶことの大事さ、また、「同じ病気」の人だけでなく、色々な病気の経験が混じることでの学びの広さについても感じた勉強会となりました。ご参加いただいた皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました!

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こんにちは。旭川メンバーで歯科医師の上林です。

今回は、平成27年2月7日旭川市公会堂(約7百名収容の会場)で行われました市民協働の講演会「認知症との付き合い方~あなたをもっと知りたい」について経験したことを書きたいと思います。

私は、地域ケアの多職種連携を進めている友人から声をかけて頂いて、この講演会の実行委員会の立ち上げから事務局まで関わることになりました。実施には、CAN net旭川メンバーの皆さんや旭川勉強会にご参加頂いている皆様からも温かいご協力とご支援をいただきました。ありがとうございます。

この講演会は、認知症ケアで注目を集めている「ユマニチュード」の考案者イブ・ジネストさんと日本での紹介者である医師の本田美和子さんをお招きしたものでした。ユマニチュードは、その人その人の関心や意欲に寄り添い、優しさを伝える技術によって、認知症ケアの世界に変革をもたらしています。当日は満員になる大盛況だった上、会場では心なごます場面や感動の涙を誘う場面もあり講演の内容も大好評でした。

さて、私は実行委員の一人としてこの講演会を舞台裏で支えてみて、「ユマニチュード」の考え方から普段意識していないあることに気づかされました。それは、「自分自身も人や社会を何かの枠にはめて見ていて、一種の先入観を強く持っている」ことでした。

私は、正直、この講演会の構想の段階では、実施に必要な資金や人手の目途が全く立たず、「かなり困難」な取り組みに写り、その後の状況によっては構想が半ばで立ち消えになるのではないかとまで考えておりました。しかし、地域に熱い思いを持った皆さまが分野の垣根を越えて実行委員に集結して頂き、ほぼ月一回の実行委員会とSNS上での活発な協議により互いに知恵を出し合うことで実現の目途が立ちはじめ、私の先入観は徐々に打ち崩されていきました。

結果的には、「認知症ケアについての理解を地域にもっと広めたい」という関係者の思いが多くの協力者の皆さんとの出会いをつくり、必要となる資金や人手も確保され、無事に開催することが出来ました。

「ユマニチュード」に底流する考えにおいても、「認知症」に対するある種の先入観に囚われずに「お一人おひとりの関心や意欲に寄り添い、その方の認識されている状況を可能な限り想像し、人として尊重されるケア(相手がしてほしいことを相手の立場になってして差し上げること)」が重視されております。こうした考え方は、私自身の日常的な課題でもあると深く考えさせられました。

CAN net旭川では地域での通院や療養生活のサポートを視野に「コニュニティる〜む ぽっけ」の活動等も開始しております。これに限らず地域には多様な課題がありますが、その解決の原動力は「地域の皆様の生活の場に対する関心や思い」です。さらに、「一種の先入観や既存の枠組みを超えて、関心や思いを自由に持ち寄れる場があること」が大事だと気づかされた貴重な経験となりました。

今後、こうした経験を、地域の協働をはじめCAN net旭川の活動にも活かしていけたら嬉しいです。引き続き、皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。